富里市議会 > 2022-06-10 >
06月10日-03号

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  1. 富里市議会 2022-06-10
    06月10日-03号


    取得元: 富里市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-31
    令和 4年  6月 定例会(第3回)         令和4年第3回富里市議会定例会会議録(第3号)                  6月10日出席議員   1番  荒野峰之君          10番  沖田健二君   2番  河田厚子さん         11番  戸村喜一郎君   3番  國本正美君          12番  田口勝一君   4番  藤田 幹君          13番  大川原きみ子さん   5番  井上 康君          14番  布川好夫君   6番  柏崎のり子さん        15番  江原利勝君   7番  岡野耕平君          16番  高橋益枝さん   8番  鈴木英吉君          17番  猪狩一郎君   9番  櫻井優好君          18番  野並慶光君           …………………………………………………欠席議員  なし           …………………………………………………地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名  市長        五十嵐博文君  都市建設部長    相川裕史君  副市長       山根康夫君   教育長       吉野光好君  総務部長      粕谷幸夫君   教育部長      金杉章子さん  企画財政部長    鈴木隆次君   消防長       山室俊夫君  健康福祉部長    森 秀樹君   総務課長      五十嵐信幸君  経済環境部長    長谷川敏彦君  社会福祉課長    池田幸市君           …………………………………………………出席した事務局職員の職氏名  議会事務局長    高橋正浩    主査補       関口昌孝  主幹        岡村和宏    主事補       吉田貴一           …………………………………………………議事日程               議事日程(第3号)            令和4年6月10日 午後1時開議 日程第1 一般質問           …………………………………………………本日の会議に付した事件  1 諸般の報告  2 一般質問           …………………………………………………             …………………………………              午後1時00分 開議             …………………………………出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(野並慶光君) これから本日の会議を開きます。………………… △諸般の報告 ………………… ○議長(野並慶光君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告を行います。 市長から、6月9日の会議における発言について、誤りにより、お手元に配付の発言訂正申出書に記載した部分を訂正したいとの申出があり、議長において許可しましたので報告いたします。 これで諸般の報告を終わります。…………………………… △日程第1 一般質問…………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。 高橋益枝さん。          (高橋益枝さん登壇) ◆(高橋益枝さん) 富里自民の会、高橋益枝です。これから一般質問を行います。1 空き家対策について (1)富里市空家等対策計画について  ア 5年間の期間としているが、その後の計画について  イ 空き家バンクの現状は。 (2)富里市における特定空家対策について  ア 代執行された空き家について  イ 国土交通省による空き家解体後の土地整備費用の補助について2 市史編さんについて (1)村史についての見解は。 (2)市制20周年の記念事業として市史を作成してはどうでしょうか。  ア 「市文化財保存活用地域計画」との関連について3 地方公務員の副業について (1)地方公務員の副業に関する規程について (2)スイカに特化した例外について4 CO2削減について (1)バイオマスプラスチックを使った新ごみ袋の導入について5 男性用トイレへのサニタリーボックス設置について (1)市の施設のうち男性用トイレサニタリーボックスはどのくらい設置されているか。  ア 市役所庁舎内に設置されている数は。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さんの質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 高橋議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては教育長が答弁いたします。 まず、空き家対策についてでございますが、富里市空家等対策計画につきましては平成30年5月に策定し、5年間の計画期間として、これまで空き家所有者等の意向調査や適正管理に関する啓発、空き家の利活用の促進、空き家に関する相談等に取り組んでまいりました。その後の計画につきましては、改定に向けての課題の整理や次期計画の方針案の検討などを行い、現計画の検証と併せて今後の取組を精査した上で、令和4年度中に、令和5年度以降の計画策定を行う予定で作業に着手していきます。 次に、空き家バンクの現状はとの御質問につきましては、平成30年度から、一般社団法人千葉宅地建物取引業協会印旛支部と協定を結び、全国版空き家バンクを活用して取り組んでいるところであり、空き家バンクの開始から令和4年5月末日現在まで75件の相談があり、8件の空き家が登録され、そのうち4件が成約に至っております。 次に、本市における特定空家対策についてでございますが、代執行された空き家につきましては、放置することで倒壊等、著しく保安上危険となるおそれが大きい空き家に対して助言を行い、特定空家等の指定後に、指導等の手続を重ねてから代執行を行うこととなります。本市の現状といたしましては、相談のあった空き家所有者に対し、情報の提供とともに適切な管理のお願いや助言を行っており、特定空家等の指定には至らず、代執行を行った空き家等はございません。 次に、国土交通省による空き家解体後の土地整備費用の補助についてでございますが、空き家を除却した後の土地を、地方公共団体や民間が公益性の高い用途で10年以上活用する場合の整備費について、国の補助金制度が拡充されたところです。この補助金制度につきましては具体的な相談等は現在ありませんが、民間等から相談がございましたら、制度を構築の上、取り組んでまいります。 次に、地方公務員の副業についてでございますが、地方公務員の副業に関する規定につきましては、地方公務員法により、国家公務員と同様に営利目的の副業が制限されております。副業を行う場合は任命権者の許可が必要となり、職務の能率に支障を及ぼさないこと、職務の公正の確保、受け取る報酬が社会通念上相当と認められる程度であるなどの確認が必要となります。 次に、スイカに特化した例外についてでございますが、生産者の高齢化や後継者不足等の理由により作付面積が減少していることから、富里市すいか条例を制定し、富里のスイカを守ることを目的として各種施策を推進しております。 近年は、職員が副業として地域貢献活動に参加し、地域の課題解決に取り組むことを積極的に後押しする自治体が出ております。本市としましては、生産者の御意見や職員のワーク・ライフ・バランスなどを考慮し研究してまいります。 次に、CO2削減についてでございますが、バイオマスプラスチックを使った新ごみ袋の導入につきましては、バイオマスプラスチックを使ったごみ袋は、植物などの再生可能な有機資源を原料として使用していることから、環境負荷軽減効果が期待されるものとして、令和4年3月に環境省から導入のガイドラインが示されています。一部で既に実用化されており、これを導入している自治体の実例から、ごみ袋の素材に占める有機資源の配合割合は、10パーセント程度のものが大半を占めているのが現状です。今後、配合割合の増加など、製造技術の進展によるより一層の環境負荷軽減効果のある素材の製品が期待されているところです。 また、このほか従来の製品に比べて製造コストが高く、販売価格への転嫁が懸念されることも導入に向けての課題の一つと捉えております。バイオマスプラスチックを使ったごみ袋の導入につきましては、市民生活への影響を踏まえ、製造技術の状況などを注視しながら検証してまいります。 次に、男性用トイレサニタリーボックス設置についてでございますが、病気などが原因で尿漏れパッド等を使用されている方が安心して外出できる環境を整備することは重要であると認識しております。 市の施設のうち男性用トイレサニタリーボックスはどのくらい設置されているか、市役所庁舎内に設置されている数はとの御質問につきましては、現在、市役所庁舎内の男性用トイレには設置しておりませんが、本庁舎南棟及びすこやかセンターの多目的トイレサニタリーボックスを設置しております。 今後は、分かりやすい案内表示を行うなど利用しやすい環境整備を図り、サニタリーボックスを設置しております多目的トイレを利用していただき、その利用状況を確認の上、男性用トイレへの設置について検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 教育長、吉野光好君。          (教育長 吉野光好君登壇) ◎教育長(吉野光好君) 高橋議員の一般質問にお答えいたします。 市史編さんについてでございますが、村史についての見解はとの御質問につきましては、村史編さん事業は昭和50年から開始され、昭和53年に資料集Ⅰの近世編、昭和54年の資料集Ⅱの近・現代編も刊行され、昭和56年に通史編として完成いたしました。この通史編は、当時の執筆者や担当者が編さんに大変苦労され、富里市の歴史を網羅的に掲載した村史であり、現在でも富里を知るための貴重な文献と認識しております。 次に、市制20周年の記念事業として市史を作成してはどうかについてでございますが、令和3年度に文化庁の認定を受けた市文化財保存活用地域計画との関連につきましては、計画期間内に市史編さんを行うことは明記しておりません。 しかしながら、本計画の作成段階で村史編さん時の資料を再確認し、新たな資料も含めて本編第1章の歴史的背景をまとめ、これを基にして第3章の富里市の歴史文化の特徴を導き出し、最終的には、第6章に四つの関連文化財群と九つのストーリーとしてまとめております。現時点では、これらが市史編さんを行う上で重要な要素となると考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 1の空き家対策についてから始めます。 空家等対策計画については本年度中に改正されるようですが、計画策定から4年間の計画期間の中で様々な取組をしてきているとのことですが、過去4年間の空き家に関する相談件数はどのようになっているのでしょうか、お伺いします。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) 高橋議員の再質問にお答えいたします。 空き家に関する相談件数の推移でございますが、計画を策定いたしました平成30年度は51件、令和元年度は65件、令和2年度は42件、令和3年度は65件の相談がございました。今後、これらの相談内容等を課題として整理させていただきまして、令和5年度以降の計画に反映してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 定期的に相談会を行っていらっしゃいますけれども、これからもそれを続けていただければ、どこに相談していいか分からない方もおりますので、お願いしたいと思います。 それで、空き家に関する相談が4年間でこれだけの数があるということは、この前調査していただいた平成28年、平成29年、そのとき770件ありました。そのときから、これはもう増えていると思われます。そのためにもしっかりとした計画策定を検討してください。 次にイです。空き家バンクの現状はということですが、4件が成約されているようですが、多いのか少ないのか分かりませんけれども、これからも引き続き取り組んでいただきたいと思います。 次に、富里市における特定空家対策についてで、代執行された空き家についてはないようですが、これから増えていって特定空家が出てくる可能性もありますので、これからも相談とか、そういうのを注視しながら見ていっていただきたいと思います。 次に、イの国土交通省による空き家解体後の土地整備費用の補助についてですが、空き家の解体費用は国が現在5分の2を補助しています。特定空家、基礎や柱などが不良な不良空家もそうですね。住宅だけでなく災害で損壊とか、そのおそれのある物件も対象に加えています。 今回、国土交通省空き家解体後に係る土地の整備費用を補助するということを決めまして、10年計画ということなんですけれども、災害時の避難場所や公園といった公益目的で、10年以上使用することが条件、自治体の事業は国が半額を負担、土地所有者が実施する場合は国と自治体で3分の1ずつ補助する。これは2022年度から始まります。 空き家は解体しても土地活用が決まらなかったり、重機で平らにする整地などが必要だったりして放置されることが多いそうです。そこで、空き家関連の支援事業を拡充、補助対象を解体だけでなく土地整備に広げるという目的があるそうです。整地のほか樹木伐採や舗装、フェンス設置なども支援するそうです。 それでお尋ねします。この国の補助制度が拡充されている、この情報を取り入れ、その内容を精査研究した上で、導入の検討をしていただきたいと思いますがいかがですか。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) 補助制度の導入に関するお尋ねでございますが、空き家の問題につきましては全国的に大きな社会問題となっていることから、国の空き家対策への補助制度も年々拡充傾向にあることは認識してございます。空き家対策を効果的に進めるためにも、今後の補助制度の導入につきまして、情報を速やかにキャッチしながら検討を重ねてまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。
    ◆(高橋益枝さん) 解体にも補助がありますので、これは市民の方々で知らない方が結構いるんですね。ですから、そういう補助制度があるということを、ぜひ広くお知らせしていただくと助かると思います。 次に、市史編さんについてです。 村史についての見解はということで、貴重な文献と認識しておられるとのことですが、村史は1,128ページあります。遺跡としてBC1万6000年前くらいから出土されており、当時、条例を制定され、委員6名の方々で編さんされています。村史を編さんされた当時の担当者の方々が大変御苦労なされているのを、村史を読むと理解できます。時間と費用もかかっているのも分かります。 大変貴重な文献であるとのお答えのとおり、頻繁に読むものではないと思いますが、富里が歩んできた記録としてあるとないのとでは、どう違うと考えられていますか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 高橋議員の再質問にお答えいたします。 富里村史についての御質問でございますが、富里村史は、富里を知るための貴重な文献であり、村史を編さんしたことで富里市の歴史を後世に伝えることが容易となり、様々な事業に反映させることができたものと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 村史は大変貴重なもので、私の小学校の同級生と中学校の同級生もこの編さんに携わっております。名前がちゃんと出ていましたので。それで、村史はあるんですけれども、富里市までの歩みがないのが残念です。 次に、市制20周年の記念事業として市史を作成してはどうでしょうかということなんですけれども、市文化財保存活用地域計画が、岩崎邸とかそういうのが定められましたね。計画期間は2031年までの11年間です。その計画期間内に市史編さんを行うということは、お答えのとおり明記されていませんが、11年間の計画期間があり、新たな資料も多々あると思われます。聞き取り調査なども長年かけて終わっておりますので、いろいろあると思います。昭和56年以降の市の発展を記録され、残されるのは望ましいことではないでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 市史編さんについての御質問でございますけれども、他の自治体の市史編さん状況を見ますと、資料集を多数発刊することから、資料集の作成も含め時間と費用がかかるものと考えております。また、新たに発見された資料や、これまでと解釈が異なる事例がありますことから、編さん事業の内容を十分精査し、また専門家の御意見を聞きながら、計画的に作成する必要があると考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 内容を十分精査されてからということのようですが、作成に向かってのことであればいいんですけれども、これからどうなるかということですので、ぜひ市史編さんを考えていただきたいと思います。 また、この地域計画の中にデジタル化して記録を残されるようですが、市史もデジタル化されれば、より富里市の歴史が身近になるのではないでしょうかと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 市史をデジタル化することで、富里市の歴史が身近になるのではとの御質問でございますが、デジタル化につきましては、基本的な資料については現在実施しているところであり、市史に限定することなく、より身近に富里市の歴史を感じていただけるデジタル化の在り方についても検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) よりよい方向に検討していただきたいと思います。 次に、地方公務員の副業についてです。 お答えいただきましたけれども、地方公務員の副業に関する規定については、地方公務員法第38条「営利企業等の従事制限について」で定められています。御答弁のとおり、任命権者の許可があれば、ある程度の制約の中で許可を受けることができます。 2017年4月、神戸市が先駆けて、副業・兼業に関する独自の企画を策定し公表しています。地域貢献応援制度により、地域団体の人手不足の解消、またそこに携わった市の職員方の育成の役割も果たしているそうです。また2017年、4か月後の8月ですね。奈良県生駒市も同じように取組をしております。また山形県新庄市は、商業活性化支援により、年間50回、月3万円までということであります。佐賀県佐賀市は、障害者支援活動により、障害者の施設で働くということですけれども、週2日から3日、月2万円までとなっています。また宮崎県新富町、福井県でも副業を認めています、限られた決まりの中でではありますが。 その中で、富里市において任命権者の許可によりいろいろな取組を考えられませんでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 高橋議員の再質問にお答えいたします。 本市における職員の副業・兼業のいろいろな取組についての御趣旨の御質問でございますが、地方公務員も、地域社会のコーディネーターなどとして、公務以外でも活動することが期待されるようになってきているところでございますが、一方で地方公務員の営利、報酬を得る兼業・副業については、公務の能率の確保、職務の公正の確保、職員の品位の保持など、これらのため、国家公務員と同様、許可制が採用されているところでございます。許可の公平性・透明性などを確保する必要がございます。 他の自治体の取組など、幾つか承知しているところでございますが、慎重な検討、対応が必要と考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) ぜひ検討して、考えていただければいいなと思います。 それで、次のスイカに特化した例外についてでございます。 生産者の方に聞きました。収穫は暑い中で大変ですが、それよりももっとパイプのトンネル作業ですか、パイプを差す。それのほうがもっと大変だということはお聞きしています。ワーク・ライフ・バランス等いろいろあるでしょうが、職員の方もね。それも、仕事のほかにも家事とか、女性ですね。育児、介護、趣味、学習、休養も必要です。地域活動と仕事以外の生活も大事です。無理なくできる方がやっていただきたいということです。 それでちょっと御紹介しますが、和歌山県有田市、そこで、地方公務員法で定められている副業禁止原則の例外として、ミカン農家から報酬をもらって働くことを市職員に許可しました。過疎化や少子高齢化で労働力の不足にあえぐ基幹産業を支えるのが狙いだそうです。地元の誇りを職員の方が再認識してくれるきっかけになれば、それもいいのではないかと期待されているそうです。 有田市は2020年秋、温州ミカン栽培を主とする市内の農家に限定し、副業先として認める内部規程を設けました。市総務課によると、職員が副業に携われる時間は1年度中に90時間以内に決められたそうです。またその副業制度、そのきっかけになったのが市内の温州ミカン農家に実施した2019年の調査で、繁忙期に人手が不足する農家の多さが浮き彫りになったことであり、高齢で農作業が体にこたえることを訴える回答が多かったそうです。これですごく楽になったと喜ぶ農家の方もいるそうです。 そこで、スイカの収穫のときですね。一番楽しいときでしょうけど、お手伝いできれば、農家の方との交流、おやつにスイカをごちそうになったり、お土産としてスイカを頂けるかもしれません。その大変さとともに喜びもあると思われます。また、婚活につながる場合もあるのではないでしょうか。スイカに特化した例外について研究されるということですが、期待してもよろしいでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 本市の職員の業務の現状をまずしっかりと捉えまして、また生産者の御意見、他の自治体の取組などを参考に研究してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) ぜひ研究を深めていただければうれしいなと思います。 次に、CO2削減についてです。 全国で幾つぐらいの自治体が既にバイオマスプラスチックを使用したごみ袋を導入していられるかお答えいただけますか。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) 高橋議員の再質問にお答えいたします。 全国で既にバイオマスプラスチックを使ったごみ袋を導入している自治体数に関する御質問でございますが、令和2年度に環境省が実施してございます指定ごみ袋へのバイオマスプラスチック等の導入状況に係るアンケート調査において、既に導入していると回答した自治体は77自治体でございました。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 今年度、館山市がバイオマスプラスチックに県で初めて取り組むということなんですけれども、令和22年度で77自治体がバイオマスプラスチックを使用したごみ袋を導入しており、また、令和4年3月に環境省から導入のガイドラインが示されています。このような状況から、市としては今後どのように取り組まれていきますか、お考えをお伺いします。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) バイオマスプラスチックを使用したごみ袋の導入について、本市の今後の考えはとの御質問かと存じます。 バイオマスプラスチックを使用したごみ袋の導入につきましては、ごみ袋の製造コストを含めた有機資源の配合割合と強度などの製造技術の進展、また販売価格の上昇による市民生活への影響などを注視していく必要があると考えてございます。市長答弁にもございましたが、今後はこれらを注視しながら検証してまいりたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) ぜひ注視していただきたいと思います。 次に、最後の男性トイレのサニタリーボックス設置についてですが、庁舎内の男性用トイレ、個室ですね。それはどのくらいありますか。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 高橋議員の再質問にお答えいたします。 男性用トイレの個室の数についての御質問でございますが、本庁舎に5か所、分庁舎に4か所、すこやかセンターに6か所、計15か所ございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) かなりの数があるようなんですが、ちょっと私は見に行けないので、見ていただいてありがとうございます。1か所に、一つの個室トイレに速急に検討することはできませんから、全てのトイレに設置しなくてもいいんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 市長答弁にもございましたように、まずは案内表示等を行いまして、サニタリーボックスを設置している多目的トイレを御利用いただけますよう、環境整備を図ってまいりたいと考えてございます。その上で、本庁舎の男性用トイレへのサニタリーボックスの設置につきましては検討してまいりたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) この質問をなぜしましたかというと、埼玉県のほうの市議会で問題を指摘しまして、市が調査したところ、市の施設333施設のうち男性トイレに汚物入れを置いていたのは8施設だった。これらの施設は、使用済みパッドの放置やトイレの詰まりがあったことなどを設置理由として挙げてあるそうです。この動きは、他の自治体、埼玉県加須市、愛知県日進市、三重県伊勢市も、3月から4月にかけて庁舎内での対応を完了しているそうです。前立腺がんを経験し日常生活にパッドが欠かせない加須市の男性は、「ありがたい。ほかの施設にも増えてくれれば助かる」と喜ぶというコメントがあります。 富里市の本庁舎以外の公共施設の設置状況はどうでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 市役所本庁舎以外の公共施設の設置状況につきましては、福祉センター、中央公民館、社会体育館、図書館、北部コミュニティセンター及び中部ふれあいセンターを確認しましたところ、男性用トイレサニタリーボックスを設置している施設はございませんでした。 なお、本庁舎と同様に多目的トイレがある施設につきましては、多目的トイレサニタリーボックスを設置している状況でございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) そうなんですけれどもね、そこまで行くのは、知っている方は少ないと思います。これから高齢者の方が多くなります。その方たちが多く利用される福祉センター、また公民館、図書館へのサニタリーボックスの設置も、まず検討していただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 福祉センターや公民館等を含みます公共施設につきましては、本庁舎同様、設置について検討してまいりたいと考えます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) ぜひ設置する方向で検討してください。 以上で終わります。 ○議長(野並慶光君) これで高橋益枝さんの質問を終わります。 そのまましばらくお待ちください。 次に、布川好夫君。          (布川好夫君登壇) ◆(布川好夫君) ロシアによるウクライナの侵略戦争が、一日も早く終わることを願っております。 議長のお許しをいただき、会派公明党の布川好夫、4点にわたり質問いたしますが、その前に、今年度は市制20周年を祝う事業がめじろ押しで、コロナ禍において新しい生活様式の中で、うれしいことに6月5日、富里市初の観光拠点、末廣農場がグランドオープンいたしました。マスコミ等で富里市初の観光拠点が報じられ、注目を集め、多くの市民が期待を寄せております。市長をはじめ担当課職員の皆さん、さらには関係者の皆さんの御尽力に感謝申し上げます。富里市の観光拠点としてのスタートです。末廣農場や旧岩崎久彌末廣別邸が、多くの市民に愛される取組をよろしくお願いいたします。 それでは、質問いたします。1 移住・定住促進について (1)近隣市町について (2)現状について (3)今後について2 予防接種について (1)助成対象接種について  ア 本市の状況について (2)帯状疱疹について  ア 対象者について  イ 効果と費用等について3 文化芸術について (1)文化芸術団体について4 歩行者の安全について (1)商業施設等の周辺について  ア 市道1-0242号線の歩道の確保について  イ 市道4-0074号線の段差の解消について 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 布川議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては教育長が答弁いたします。 まず、移住・定住促進についてでございますが、近隣市町につきましては、各自治体の魅力や各種支援制度等を発信する移住・定住ガイドブックを作成しているほか、空家情報や住宅促進などの各種支援制度をホームページで紹介し、移住・定住の促進をしている状況でございます。 次に、現状についてでございますが、令和4年3月に策定した第2期富里市まち・ひと・しごと創生総合戦略では、基本目標の一つとして、子育て世代や子どもたちが快適に過ごせるまちを掲げ、移住・定住希望者に選ばれるまちづくりを推進することとしております。 主な取組としては、移住・定住の創出・拡大に向け、富里の魅力発信や空家バンクを推進するほか、関係人口の創出・拡大に向け、新たな観光交流拠点施設、末広農場の展開や、ふるさと納税寄附金制度の充実などに取り組んでおります。さらに、令和4年度には、職員の組織横断的な取組として移住・定住に関する勉強会を設置し、市が実施している関連事業を集約したところです。 現在、市の魅力発信や暮らし、子育て支援などを体系的にまとめ、市の紹介や各種支援制度などの情報が探しやすいホームページにリニューアルし、移住・定住希望者に対して情報を提供しております。 次に、今後についてでございますが、市の魅力を発信し知名度向上に努めるとともに、雇用創出や移住環境整備、子育て環境の充実、さらには観光振興などについて、市民、各種団体、民間事業者の協力の下、施策を横断的に展開し、本市に愛着を持つ交流人口を定住人口や関係人口につなげるよう取り組んでまいります。 次に、予防接種についてでございますが、本市における助成対象接種の状況につきましては、65歳以上の高齢者を対象とした肺炎球菌感染症定期接種と、子供の予防接種のうち11種類の定期接種については、対象年齢を過ぎた方に対する市独自の救済策として、希望者に対する定期外接種への助成を行っております。また、妊娠を希望する女性とその同居者が一定の条件に基づき風疹予防接種を受けた場合に、一部の自己負担額を除いた費用を、県と市の負担により助成しております。 次に、帯状疱疹についてでございますが、予防接種の対象者につきましては、現在50歳以上の方を予防接種法に基づく任意接種の対象者としております。 また、効果と費用等につきましては、水痘ワクチン及び帯状疱疹ワクチンの接種により、水痘の感染後に免疫の低下などが誘因となり生じる帯状疱疹への予防効果が我が国でも認められておりますが、接種費用につきましては、任意接種であるため医療機関により異なっている状況でございます。 次に、歩行者の安全についてでございますが、商業施設等の周辺について、県道八日市場・佐倉線のコンビニエンスストア前交差点から久能地先へ南北に通じる市道1-0242号線の歩道の確保につきましては、既存市街地の道路で道路幅員も狭いことから、歩行者への安全対策が課題となる路線でございます。 当該路線は住宅地に囲まれた道路で、歩道用地の確保が困難なことから、歩行者スペースとしてグリーンベルトの設置や、運転者に対するスピード抑制を注意喚起する路面標示を実施してまいりました。一方で、当該路線は交通量も増加傾向にあることから、さらなる歩行者等の安全対策のため、ゾーン30の導入など成田警察署と協議を行うとともに、待避所の設置を検討するなど、現状の中での改善を図ってまいります。 次に、八日市場・佐倉線コンビニエンスストア前交差点と国道296号富里市水道事業所前交差点を結ぶ市道4-0074号線の段差の解消についてでございますが、獅子穴児童公園側の側溝と道路舗装面とに段差が生じていることは認識しております。 現在、この地域における通学路の路線を対象に段差解消工事を進めておりますので、本路線につきましても、沿道の土地との接道状況を確認の上、歩行スペースとして活用できるよう継続して工事を実施してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 教育長、吉野光好君。          (教育長 吉野光好君登壇) ◎教育長(吉野光好君) 布川議員の一般質問にお答えいたします。 文化芸術についてでございますが、文化芸術団体につきましては、現在、市内22の団体で構成された富里市文化団体連絡協議会が活動しており、市文化祭の共催など様々な分野で御協力をいただいております。 文化団体連絡協議会は、構成団体ごとに富里中央公民館を中心にサークル活動を行っておりますが、高齢化等を理由に構成団体数が年々減少傾向にあることから、連絡協議会とともに方策を検討し、本市の文化芸術の活性化に努めてまいります。 また、市立図書館において、令和4年10月を目途に市民ギャラリーを設置する準備を進めており、芸術性の高い作品展示や千葉県立美術館との連携など、年間を通して芸術作品と直接触れ合う機会を創出してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 御答弁ありがとうございます。それでは再質問をさせていただきます。 1 移住・定住促進について、(1)近隣市町についてから行わせていただきます。 人口減対策として、移住・定住促進に積極的に取り組んでいる市町村がございます。新型コロナウイルス感染症の拡大でリモートワークが普及し、都心のオフィスへの通勤頻度が減ったことも相重なって、都会でなくてもいいと考える方が増え、地方を目指す動きが加速しています。また、移住をこの機会に考えている人も増えています。 各自治体も、住まいや仕事、子育てに関する独自の移住者支援施策を展開しているほか、移住希望者のきめ細やかなサポートに当たるため相談窓口を設置し、移住・定住促進を進めています。具体的に就業支援や住宅支援、さらには生活支援等事業を行っている近隣市町についてお尋ねをいたします。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 布川議員の再質問にお答えいたします。 移住・定住促進関連事業のうち、就業支援、住宅支援、生活支援事業についてのお尋ねでございます。 例を挙げて申し上げますと、まず就業支援といたしましては、佐倉市では地域職業相談室を設置しまして職業相談を実施しております。また、多古町では町内で創業を考えている事業者に対しまして補助金制度がございます。ほかにも、佐倉市や多古町では、リモートワークやテレワークの推進に向けたコワーキングスペースを設置しているところでございます。 次に、住宅支援につきましては、栄町で結婚後の住宅購入、家賃、引っ越し費用の支援を実施しているのを確認してございます。 最後に生活支援といたしまして、栄町でUターンをした方に対する支援金など、転入者支援制度がございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 今御紹介をしていただいた佐倉市とか栄町は、特に移住・定住施策に群を抜いてやられているということでお話がございましたが、特に佐倉市については、フラット35で利子補給をやっていたり、先ほど栄町で御紹介ありましたけれど、転入者には20万円から25万円、定住推進の制度を行って、子供については1人10万円を3人まで補助するというような、積極的な近隣市町があるわけですけれど、そういった中で、先ほどは生活支援、また就業支援という形ではあるんですが、これ以外にも具体的な子育て支援や健康推進支援、教育政策について、ほかの市町村でどのような形で具体的に行っているのか、お尋ねをしておきたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 子育て支援、健康支援また教育支援事業につきまして、例を挙げて申し上げます。 まず子育て支援、健康支援事業といたしまして、出産祝い金などにつきまして栄町や多古町、芝山町などが、大学生までの医療費の無料化につきまして多古町が、給食費の無償化などについて多古町、芝山町が実施している状況でございます。 次に、教育支援事業といたしましては、中学生英語検定受験料の助成につきまして栄町や芝山町、また奨学金の返済免除制度につきまして多古町が実施しているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ありがとうございます。富里市の近隣で多くの自治体が定住また移住という形で支援を行っているというふうに確認はしました。 私は、英語教育について非常に関心を持っていまして、いろんな市町村でやられている。富里市は残念ながらやっていないわけですけど、そういったことを知った上で移住される方、または定住される方が非常に多いというふうに聞いておりますので、この辺についてはぜひ今後検討していただきたいなというふうには思っているんですけど、(2)の現状についてお尋ねをしたいと思います。 市長答弁では、第2期富里まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標の「子育て世代や子どもたちが快適に過ごせるまち」を掲げて、移住・定住希望者に富里市が選ばれると認識されているのか、まずお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 近隣市町村と比較いたしまして、富里市が選ばれる市であるかと認識しているかとのお尋ねでございます。 本市も、移住・定住に資する数多くの事業を実施しているところでございますが、特に特徴のある富里市独自の形での事業についてはございません。しかしながら、首都圏や空港に近く緑も豊かであるなど、本市にも移住・定住者に選ばれる魅力はあるものと認識してございます。今後も本市の魅力を発信し、移住者に選ばれ、定住につなげられるよう取り組んでまいる考えでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) くしくも今、部長が答弁されていましたけど、本市も環境もいいと、選ばれるためにはいい環境だからどうぞというようなお話だったと思うんですけれど、これは近隣市町全員一緒ですから、環境も含めて。そういう中でどういう政策を打っているのかということを確認したまでで、残念なことに富里市は、先ほど紹介のあったことを考えますと、非常に残念だなという形でしか印象的には残っていないなというふうに思っております。 また、残念だなということばかり言ってもしようがないので、次の質問に移りますけれど、(3)の今後についてという形で、移住を考えている家族や移住した方が決め手となる条件は、1、都心への距離、2、自然環境のよさ、3、おいしい食材の宝庫である、4、土地・マイホームが安く購入できる、5、成田空港に近い等、これ市近隣市町も全部一緒ですから。そういう中で富里市の移住・定住先として条件の評価は、僕は高いと思っていますが、残念なことに、近隣市町の自治体からすると、評価は非常に高いことにはなるんですが、なかなか選ばれない。その背景には、先ほど言ったような施策が一つもないというような状況ではないかなというふうには理解はしておりますので、今後、富里市の移住・定住促進施策について、子育て支援なのか、就業支援なのか、または住居・生活支援なのか、さらには教育環境支援なのか、選ばれる具体的な移住・定住促進を今後どう進めていくのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 具体的な移住・定住促進を今後どう進めていくかというお尋ねでございますが、本市では、子供から高齢者まで誰もが暮らしやすいまちづくりを目指して取り組んでおります。令和4年10月から予定しております新デマンド交通の運行といった地域公共交通の充実などにつきましても、市の魅力を高める事業の一つであると考えます。 今後も、市民、各種団体、民間事業者の協力の下、総合戦略に位置づけた施策を横断的に展開しまして、本市に愛着を持つ交流人口を広げ、定住人口、関係人口につなげられるよう取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 10月以降は新公共交通の体系が変わるということで、今お話がございましたが、富里市は鉄道駅のない市なんですね。そういった施策は、もう本当であればもっと前にやられるべきだったのではないかなというふうに私は理解はするんですけれど、また、富里市独自のこういう移住・定住施策についてはもうまさに、先ほどなかなかありませんが、今後環境問題とかまたいろんな形での教育、そういったのに政策的に取り組んでいくのが僕は大事なことではないかなというふうに考えているんですけれど、その中で何点か紹介したいなと思うんですが、電気自動車の家庭の充電施設の補助金とかですね。富里市は、先ほども言いましたけど駅がない関係で、大体一家に2台の車をお持ちの方が多いと。セカンドカーに対して補助金をつけるとか、また中学生の自転車購入に当たっての補助金とか、富里市ならではのそういう移住・定住政策を打つことが非常に大切ではないかなと。 また、教育部分では、先ほどもちょっと御紹介しましたけど英語教育に特化していただくとか、それからICTを駆使して、本当に語学力を含め世界各国とのコミュニケーション能力の充実とか、そういったものをしっかりと出すことによって、移住者また定住者が増えてくるような気がしますので、ここは今後ぜひとも検討していただきながら、いい政策を立てていただきたいと思いますので、これは答弁結構ですので、よろしくお願いいたします。 次、2の予防接種についてお尋ねしたいと思います。 (1)助成対象接種について。本市の状況について、アですね。予防接種は、近年多くの疾患が予防できるため、定期接種には助成されますと。特に子供たちに対しての予防接種が11種類あるということで、何点か御紹介したいと思うんですが、B型肝炎とか四種混合、三種混合、BCG、水痘、日本脳炎、風疹、二種混合他、先ほども言いましたが11種類は子供たちのために定期接種が助成されております。それ以外にも、子宮頸がんワクチンや高齢者のインフルエンザ、肺炎球菌については、自己負担がありますが助成を行っています。 最近、市独自で任意接種に助成をしている自治体がありますが、これは話題になっているんですけど、おたふく風邪の予防について、最近多くの自治体で助成をしております。これはなぜかというと、難聴を引き起こすことがあるので、6歳頃の好発年齢を超えないうちの予防接種が重要で、他市では助成を行っていますが、本市の状況についてお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 布川議員の再質問にお答えをさせていただきます。 本市の、おたふく風邪の任意予防接種の実施状況についてのお尋ねでございます。 流行性耳下腺炎、いわゆるおたふく風邪の任意予防接種につきましては、令和2年度現在で県内では12の自治体が助成を行っておりまして、印旛管内では佐倉市のみが助成を行っております。なお、本市におきましては現在のところ助成は行っておりません。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 助成を行っているのは、近隣では佐倉市というお話ですけど、なぜ助成をしているかというと、やはり子供たちがこういった病気にかからないように、またかかっても軽減できるようにということでやられているわけですよ。富里市にとって子供たちって非常に大事だなというのを考えると、やはりこういったところに手を打つ、また助成をするというのが非常に大事だと思いますので、今後ぜひお願いしたいと思います。 (2)に移ります。帯状疱疹について。 これはもうまさに高齢者の関係にはなるわけですけど、対象者については先ほど答弁があったように50歳以上ということで、ちょっと確認はしますが、最近マスコミ等で50歳から80歳までに3人に1人が発症すると言われております。相当な痛みが生じます。多くの高齢者はできれば発症したくない病気です。しかし、帯状疱疹は予防接種で発症を抑えられるので、予防接種は、先ほど言いました50歳以上の方が対象となっていることは確認いたしました。 ここでイに移りますが、効果と費用について。帯状疱疹予防接種の効果について、生ワクチンと不活化ワクチンでは発症予防効果に違いがあります。本市の認識についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 帯状疱疹予防接種につきまして、現在国で承認を受けている2種類のワクチンの発症予防効果についてどのように認識しているかとのお尋ねでございます。 まず、水痘生ワクチンにつきましては、2016年に50歳以上の方に対する帯状疱疹の予防が効能効果として認められました。免疫機能に異常のある疾患を有する方は接種不適当者とされているほか、予防効果の持続期間は比較的短めではございますが、1回の接種で済みまして、費用は比較的安価であると認識しております。 また、2020年からは不活化ワクチンの国内での接種が開始されておりまして、同じく50歳以上の方に対します帯状疱疹の予防効果があり、生ワクチンと比較して効果の持続期間は長く、免疫疾患のある方でも接種が可能となる一方で2回接種する必要がございまして、1回当たりの費用は、生ワクチンと比較して高価なものになると認識してございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ありがとうございます。今言った認識でよろしいかなと私も思っているんですけれど、この予防接種、生ワクチンと不活化ワクチンの、市内で実施できる医療機関についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 市内における生ワクチン、不活化ワクチンの実施可能な医療機関についてのお尋ねと存じますが、帯状疱疹予防ワクチンを実施している医療機関のうち、生ワクチンのみを実施しているのは8機関、不活化ワクチンのみを実施しているのは1機関、2種類を実施しているのは4機関となりまして、合計で13の医療機関で接種が可能となっております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) たしか、コロナワクチンの接種をするに当たって、17機関が市内にあるというふうに承知をしているんですけど、そのうち13機関が、逆に言うと帯状疱疹のワクチンの接種が可能だと。これだけ、逆に言うと、皆さんが帯状疱疹に対して関心があり、ワクチンを受けたいという方々が多いのではないかなという気がするんですけど、その辺についての認識はございますか。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 今のこの状況を見ての、市民の皆様方の意識が高いのではないかというお尋ねだと思いますけれども、おっしゃるとおりで、新型コロナウイルスも17機関、それを考えた上で、ここで13の機関がワクチンの接種に取り組んでいらっしゃることを見ますと、医療機関そのものが問題意識を持って取り組んでいただいているということは感じますし、それだけのニーズがあるんではないかということは承知しております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 市民の皆さんが、帯状疱疹についてはかかりたくない、もしかかっても軽減されるワクチンを打ちたいという、そういうような表れなのかなというふうには認識をしましたので、ここで、任意接種ではありますが医療機関が、要は接種費用が異なるというお話をされているんですけれど、先ほどの生ワクチンは大体1回8,000円前後だと、金額ベースでいうと。発症予防効果は若干低いという形で、不活化ワクチンのほうは1回2万円を超える。2回打つとかなりの予防効果が出ていると。 あるところによると97パーセントは非常に効果があるというようなお話があって、最近の高齢者、50歳以上の方は、この2回ワクチンを打つ方が非常に増えているのではないかなというふうに察するところでございますが、その辺について、やはり市としてもしっかりと助成をしていこうではないかという、そういった考えはおありなのか、御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 帯状疱疹予防接種への助成に対する市の考えについてのお尋ねでございますが、帯状疱疹ワクチンにつきましては、現在国の厚生科学審議会において、定期接種化についての審議がなされているというふうに聞いております。動向を今後注視させていただくとともに、近隣の自治体の状況も踏まえまして対応を検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 多分、近隣の自治体もかなり増えてくるんだというふうには予想されますので、ここはぜひとも検討していただきたいと思いますし、また財源について、帯状疱疹の受診をすると費用がかかるというふうにも言われておりますし、この財源については特会の国民健康保険や後期高齢者医療保険、さらには予防という観点からすると、介護保険の活用ができるのではないかなと。その足りない分は一般財源で賄うというのも一つの方法ではないかなというふうに思うわけですけど、その辺の認識はいかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 市が単独で助成する場合の、特別会計からの財源の確保についてのお尋ねかと思いますが、議員御提案の各特別会計からの財源活用につきましては、それぞれ対象となる年齢あるいは実施内容が異なりまして、帯状疱疹予防接種助成になじまないと考えますことから、御質問の件につきましては、今後各制度の情報あるいは先ほど申し上げましたとおり国の動向を注視してまいりたいと、今考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 今、部長はそういう話をされましたけど、これは50歳以上の方に効果があるという話ですので、例えば当面は75歳以上の後期高齢者医療制度を活用するとか、そういった段階的に広めていくというのも一つの方法ではないかなということで提案はさせていただいて、その足りない分は、多少ですけれど一般財源でお願いできるのではないかなということですので、ここはちょっともう一度答弁いただきたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) その御提案については承知しておりますけれども、やはり国保加入者の方あるいは後期高齢者として加入されている方、そして社会保険の方もいらっしゃいますし、また接種対象が50歳から始まるということもございますので、なかなか絞り込みが難しいというところが正直あろうかと思います。 また、介護保険のほうからと申しますと、介護保険そのものはどうしても40歳から介護保険料を支払っていただいておりまして、介護サービスを受けるために基本的には介護保険料がございまして、先ほどおっしゃったように予防効果というところもございますけれども、何分にも、特別会計からの財源を確保するという、絞り込みがなかなか難しいなというところで、お答えをさせていただいたところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 今の部長の答弁を聞くと、まるっきりやる気がないんだなという、そういった答えになってしまうような気がしますので、今後ぜひともちょっと研究していただきながら、検討していただければと思いますので、また国のほうでも定期接種を求める声が増えてきていますので、その辺も含めてよろしくお願いしたいと思います。 次に移ります。3の文化芸術について。 (1)文化芸術団体について再質問をさせていただきます。 文化と芸術について、まずどう認識されているのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 布川議員の再質問にお答えいたします。 文化と芸術の違いについて、どのように認識しているかとの御質問でございますが、文化とは、人間が生活する中で生み出される全てのものが含まれると考えております。また、芸術とは、文化に内包される技術や感性に裏打ちされた価値を有するものと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。
    ◆(布川好夫君) そうだと私も思っておりまして、残念なことに富里市は文化団体しかないんですよね。ここで本当に残念なことだなというふうに思っておりまして、県のホームページを開けてみると富里市は紹介もされていないという、そういった状況で非常に残念なわけですが、本市における文化芸術団体として行政がどのように関わりを行うか、また支援を行っているかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 本市における文化芸術団体との行政の関係についての御質問ですけれども、芸術作品を身近に鑑賞できる機会を創出し、より多くの市民が文化活動や芸術作品に親しみを持って接することができるよう、市内外に在住する芸術家の作品展を開催しているところでございます。また、富里市文化祭を開催する際には、共催団体として充実した内容となるよう、連携を図りながら実施しているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 教育長答弁でもありましたけど、文化祭のための文化団体という、そういった方向性が非常に強くて残念だなという感じはしているんですけど、今御紹介のあった形での関わりは、本当に他市から、またほかの市町村も含めて見ると、ちょっと残念な結果なのかなという気はしております。 次の質問に移りますが、文化庁や千葉県の支援や補助金事業について、本市はどのような広報また情報提供をされ、そういった団体に周知しているのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 広報や情報提供についての御質問でございますけれども、千葉県や文化庁からの支援や補助事業について、関連する団体に対し情報提供を行っているところでございます。現在、市では、中沢麦つき踊りや久能獅子舞について、文化民俗継承団体として支援をさせていただいているところでございます。 今後は、文化芸術分野の支援や補助事業についても幅広い情報提供を、より積極的に広報などを通じて実施できるよう努めてまいります。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 非常に、今お話を聞いて、やっていなかったんではなかったんだなというのを理解しました。ちょっと私の認識が悪くて、ほとんどやっていなかったのではないかなという、そういった状況の中から答弁がいただけたというのは非常によかったなと。 ただ、幅広いことを考えますと、もう少しいろんな角度でいろんな団体が使えるような形で、ぜひお願いをしたいなというふうに思いますし、また次の再質になりますけれど、市は今後、文化芸術団体をどう育てていくのか、具体的にお示しをしていただきたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 文化芸術団体の育成についての御質問でございますが、これまでは、富里中央公民館を中心としたサークル活動に重点を置き、活動支援を行ってまいりました。今後さらに一歩踏み出して、令和4年10月に市立図書館に設置する予定の市民ギャラリーにおいて、質の高い芸術作品の提供や、今後注目され飛躍する可能性を秘めた芸術家の後押しができるよう努めてまいりたいと考えております。 また、市民ギャラリーの成果を踏まえた上で、芸術家の方々が自ら文化芸術の振興を目的とした団体の必要性への機運が深まった際には、団体の設立を支援し、さらなる富里市の文化芸術の振興と発展につなげてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 10月から市民ギャラリーを設置と、非常にいいことだなというふうに私も感じております。またぜひとも成功していただきたいし、富里市民のお一人お一人がそういった芸術に触れることによって、非常に平和な世の中にもなるでしょうし、また子供たちにとっても、いい環境づくりにもなるかなというふうに思っておりますので、引き続きお願いしたいというふうに思います。 また、富里市と包括連携協定を締結している日本大学芸術学部の先生や生徒の皆さんの御協力を得て、今日の新聞にも載っておりましたニンジンのポスターとか、またスイカのポスターとか、また末廣農場に関わっていただきました。さらには、末廣別邸公園の愛称看板はとてもすばらしい形での設置もしております。そういった、日本大学芸術学部の方々にぜひとも文化芸術団体の活性化にも御尽力いただき、富里市の文化芸術について積極的に連携を取っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 日本大学芸術学部との連携についての御質問でございますが、本市のために御尽力いただいたことに感謝しつつ、今後も様々な場面で御協力を賜れたらと考えておりますことから、文化芸術団体の活性化について御意見などをいただけるようお願いしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) せっかく日芸の方々に御尽力いただいておりますので、どうかその辺を活用していただきながら、文化芸術の富里市の向上を図っていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、4番目の歩行者の安全確保についてということで再質問をさせていただきます。 (1)の消防施設等の周辺について、ア、市道1-0242号線の歩道の確保について。 こちらはもう長年非常に、歩道が確保できないということでございますが、最近私もこの歩道の確保ができないということでよく目にするんですけれど、高齢化に伴い徒歩やシルバーカーで買物に出かける姿や、若いお母さんがベビーカーを引いて買物へ行く姿を時々見かけます。商業施設ナリタヤ周辺は住宅やアパートがここ数年建設され、そのため歩行者の安全確保が年々危険な状態に至っております。地域住民からはたくさんの御意見をいただきます。市役所にも多く御意見が届いているかと思いますが、どのような意見が市役所に届いているのか、まずお伺いをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) 布川議員の再質問にお答えいたします。 市道1-0242号線におきます歩行者の安全確保に関して、市へどのような御意見が届いているかとのお尋ねでございますが、主なものといたしましては歩道の整備に関すること、それからガードレールの設置に関する御意見、また車両速度の抑制に関する御意見など、歩行者の安全対策についての御意見や御要望をいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 多分住まわれている方、新しく移住または引っ越されてきた方は、かなりの限界を感じながら住まわれているのではないかなというのが、今、市役所に対して御意見をされているのかなというふうに思っているわけですね。私もあの辺へ行きますと必ず言われるのが、道路関係の歩行者の安全確保という形になります。 またここについては、ぜひとも安全確保について道路の拡幅や、交差通行より一方通行を要望しておいたほうが、安全は確保できるのではないかという意見も多々あるんですね。また朝夕に関して、安全な時間帯をつくるということで、車両の進入禁止等、これは安全対策というのは拡幅だけやガードレールだけということではなく、ハード部分だけでなく、そういったソフトの面から考えていくのも一つではないかなというふうに、多く意見も聞きます。その辺についてはいかがですかね。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) ただいまの、道路の拡幅のみならず一方通行等の交通規制に関しての取組といいますか考えはとの御質問でございますが、まず御提案の一方通行等の交通規制につきましては、地域住民の賛同や沿道の事業者の方々などの御理解も必要となってまいります。そのようなことから、規制による影響が大きいことからなかなか実施は難しいのかなというところで、警察には伺ってはおります。 今後は、市長答弁にもございましたが、まずはゾーン30の要望、それから車両の待避所の設置を検討いたしますとともに、ドライバーに向けた注意喚起のための交通安全施設の設置など歩行者の安全対策について、今後も引き続き交通規制も含めて警察とも協議をしながら取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ぜひともここは歩行者の安全、人命最優先の対策に早急に取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、イの市道4-0074号線の段差の解消についてを再質問させていただきます。 これは先ほどもありました、コンビニエンスストアの交差点から六区公園、さらには最近オープンしました末廣農場までの片側の側溝の段差の解消については、多分計画的にやられているんだと思うんですね。六区の周辺辺り、七栄の。私も承知をしておりまして、この進め方についてやはり安全な優先順位というのが、僕はあるのではないかなと思っておりますので、商業施設周辺の歩行者が安全に通行できるよう、優先順位をちょっと変えていただくような形でぜひともお願いしたいと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) 御質問にもございましたとおり、現在この地域におきます通学路を中心に歩行者の歩行スペースの確保のため、側溝の段差解消工事を進めさせていただいております。御質問の本路線につきましても現在の計画に含めまして、また工事手法等も検討の上、優先順位を精査しながら計画的に進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 段差の解消に向けて努力していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。また、市民が安心・安全に住みなれた地域で暮らせるよう、環境整備をよろしくお願いいたします。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(野並慶光君) これで布川好夫君の質問を終わります。 しばらく休憩します。              午後2時27分 休憩             …………………………………              午後2時39分 開議出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(野並慶光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、國本正美君。          (國本正美君登壇) ◆(國本正美君) 國本正美です。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 本市の農業経営対策と友好都市交流についての2点と教育行政についてお伺いいたします。1 本市の農業経営について (1)今後の農業経営の対策について2 友好都市交流について (1)友好都市交流の意義をどのように捉えているか。3 教育行政について (1)小学校高学年の「教科担任制」導入をどのように捉えているか。 (2)コミュニティ・スクールを導入した意図は何か。 (3)成人年齢引下げをどのように捉えているか。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 國本議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては教育長が答弁いたします。 まず、本市の農業経営についてでございますが、今後の農業経営の対策につきましては、令和4年3月に農業振興アクションプランを改訂し、農業の振興を図るための生産基盤の整備、担い手の確保及び育成、農地の有効利用、富里ブランドの拡大など、持続可能な農業の実現に向けて取り組むことといたしました。 現在、千葉県の補助金制度を活用し、生産や品質向上を図るための農業用の施設や機械の導入に対する補助を行うとともに、新規就農者に対しては、県が主催する農業経営体育成セミナーへの案内や個別就農相談に応じるなど、農業関係団体と連携し安定した経営の確立に向けた支援を行っているところでございます。 また、本市では令和2年度から令和4年度にかけて、新たに20名の担い手が就農され、親元就農16名、新規参入者2名、雇用就農2名となっており、令和元年度千葉県平均5.8人を上回り、県内でも新規就農者が多い地域となっております。 本市といたしましては、新規参入者の方々も就農しやすい環境づくりに努めるとともに、地域の中心経営体となる農業者の育成やサポートの充実を図り、持続可能な農業経営の実現に向けて取り組んでまいります。 次に、友好都市交流についてでございますが、友好都市交流の意義をどのように捉えているかとの御質問につきましては、友好都市と交流を図ることは、両市民が互いの文化に対する理解と認識を深める機会を創出し、ひいては両市の発展に寄与する人材の発掘、育成などへとつながっていくものと期待しております。 本市は平成29年4月に台湾頭ふん市と友好都市協定を締結し、平成31年3月には頭ふん市を市民の皆様に御紹介するため、台湾頭ふん市写真パネル展を開催いたしました。しかしながら、それ以降につきましては令和元年9月に本市を襲った令和元年房総半島台風による災害や今日の新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大が影響し、双方向の交流機会が失われた状態となっておりました。 そこで、令和4年が友好都市協定締結から5年の節目であったこと、また、富里市市制20周年の記念すべき年であることを踏まえ、新たな交流の始まりとなるよう4月20日に頭ふん市長宛てに親書を送付いたしました。今後は、頭ふん市担当者と連絡調整を図りながら、改めて友好都市協定書に明記された文化、教育、スポーツ、観光などの幅広い分野について、新型コロナウイルス感染症の影響を注視しつつ、関係する民間団体や諸機関等と連携し息の長い友好都市交流に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 教育長、吉野光好君。          (教育長 吉野光好君登壇) ◎教育長(吉野光好君) 國本議員の一般質問にお答えいたします。 教育行政についてでございますが、小学校高学年の教科担任制導入をどのように捉えているかとの御質問につきましては、令和4年度から文部科学省において、小学校高学年における教科担任制の推進を目標とし、専門教員の全国的な配置が開始されています。外国語、理科、算数、体育を優先教科として、段階的に配置が進められており、本市では富里小学校において理科の教科担任が配置されています。 専門的なスキルを持つ教員が配置されることにより、学習内容の理解度、定着度の向上と、学びの高度化が期待できます。また、教科担任制は中学校への円滑な接続、複数教師による多面的な児童の理解、学校教育活動の充実や教師の負担軽減にもつながるものと認識しております。 次に、コミュニティ・スクールを導入した意図は何かとの御質問につきましては、本市では学校と地域が一体となった教育をより一層推進するため、令和4年4月に富里市学校運営協議会、いわゆるコミュニティ・スクールをスタートいたしました。コミュニティ・スクールは、地域の様々な立場の皆様の声を学校運営に生かしていく仕組みとなります。学校運営協議会を通じて、地域の皆様が一定の責任を持って学校運営に参画することにより、そのニーズ等を迅速かつ的確に反映させるとともに、未来のつくり手となる子供たちのために、学校、家庭、地域が相互に連携、協働の下、学校づくり、地域づくりを進め一体となって子供たちの成長を支えていくことを目指しております。 今後も、既存組織や団体との連携を深めながら、地域と共に歩む学校を目指すとともに、地域一体での教育の実現を目指してまいります。 次に、成人年齢引下げをどのように捉えているかとの御質問につきましては、18歳で成人となることにより自分の意思で就職や進学先を決めることができるようになること、様々なことを自分の判断で決められる範囲が広がることなど、若者の自己決定権が尊重されることなどが挙げられます。 課題といたしましては、未成年者の取消し権がなくなることから、若者の消費者被害が拡大することや、親権による保護がなくなることから自立に困難を抱える若者が困窮してしまうことなどが考えられます。 このような課題を防ぐために、各中学校で主権者教育を行い、若者の政治に対する関心を高めることや消費者教育を行うなど、将来トラブルに巻き込まれないような学習を実施しています。 今後も、学校教育を通じて、成人年齢引下げに対応できる子供たちの育成に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 御答弁ありがとうございました。 最初に、本市の農業経営について再質問をいたします。 全国的にも農業就労者の高齢化や後継者不足は大きな問題となっている中で、今後本市の農業振興の促進をどのように考えているのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) 國本議員の再質問にお答えいたします。 今後の農業振興の促進の考え方につきましては、現在省力化機械等の導入に係る補助や新規就農者に対する資金の提供を行っておりますが、担い手不足の解消と農業経営の安定は重要でありますことから、TNネットワークなど農業後継者グループ活動の活性化によりまして、将来の地域の中心的な担い手の育成に努めるほか、貴重な農地を次世代に引き継ぐ人・農地プランの実質化に向けた取組など、地域の方々と協議を進めているところでございます。 また、スイカをはじめとしました市の農産物のPRに一層努め、農業経営の安定化に資する所存でございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 昨年度はスイカポスターの作成やすいか条例の制定など、多岐にわたり御尽力を尽くされたことに感謝申し上げます。 ただいまの御答弁の中にありましたスイカPRについてですが、インターネットでスイカ販売やスイカ購入などを検索しますと、富里すいかの名前が見つかりませんでした。このことから、本市の農産物である富里すいかのPRの一つとして、さらにホームページを作成して通販サイトを活用して販売し、富里すいかをPRしていくことがこれからは大切になるのではないかと考えました。そこで、農業生産物を通販サイトを活用しての販売をどのようにお考えなのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) 通販サイトを活用しての農産物の販売につきましては、通販サイトの活用は有効な手段の一つであると認識をしておりますので、市の特産物であるスイカを中心に、市内生産組合や民間事業者と連携しまして、さらなる販売促進の後押しとなりますよう富里ブランドの周知に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) ただいま富里市農業協同組合の産直センターでは、5月中頃からハウス栽培によるスイカ販売が行われており、連日多くのお客様が来店されております。また、現在、富里市農業協同組合やイトーヨーカドーなどのホームページ上では、数多くある商品の一つに富里スイカがあり、ネット販売されておりますが、末永い富里スイカの販売を考えますと、ホームページ作成は全国の方々に購入していただけるよい方法ではないかと思います。今後、富里市農業協同組合と連携して、通販で購入できるシステムを検討していただきたいと思います。 次に、本市の米生産についてお尋ねいたします。 長きにわたりコロナウイルス感染症の関係で、外食産業は営業自粛などの影響により、米の需要も一段と減少し、そのため需要と供給のバランスが崩れ米の価格も低下し、稲作農業者にとっては大きな問題となりました。このような現状の中で、本市の主食用米と飼料用米生産の割合についてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) 米生産の主食用米と飼料用米の割合につきましては、令和3年度の実績として水稲全体の作付面積は約162ヘクタール、そのうち主食用米が152ヘクタールで、約94パーセント、飼料用米につきましては10ヘクタールで、約6パーセントの作付となってございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) ただいまの御説明で飼料用米の生産割合は少ないことを理解いたしました。 昨年度は米価低迷となり厳しい生産環境に置かれましたが、その反面、飼料用米の需要は伸びております。そこで、主食用米と飼料用米の生産割合はどのように決められているのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) 主食用米や飼料用米の生産につきましては、各生産者の経営判断によりまして作付をされてございます。国等の動向を注視しながら需要に応じた生産、販売が行われるよう、情報の提供に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 飼料用米の生産は、国や県からの割当てがないことが分かりました。 千葉県は、都道府県別で比較しますと飼料用米の生産は多いほうですが、まだ全体的に見て国が目標としている生産量の半分以下となっています。そのため、国は食料・農業・農村計画において飼料用米等の生産拡大を明確に位置づけ、国産飼料用米生産を増やし、安定的な畜産経営ができることを目指しております。その理由としては、将来的には穀物や家畜飼料の輸出規制措置が講じられる可能性があることから、輸入トウモロコシなどの穀物の代替飼料として飼育用米の生産を増やしていき、日本の畜産経営を守ることが大きな目的であります。このような理由から、飼育用米生産の自給率を上げることは畜産物の供給安定につながり、地域の役割はますます重要となります。 現在主食用米と飼料用米の価格を比較しますと、飼料用米には国からの所得補償交付金があるため、総額しますと同額程度となります。今後の飼料用米生産の普及のためには、稲作農業者の理解をどのように求めていくかが課題ではないかと思います。 次に、食料の安定供給の確保や農業の持続発展の観点から、本市の米生産の継続をどのように捉えているのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) 今後の米生産の継続をどのように考えているかとのお尋ねでございますが、ライフスタイルの変化などによりまして、主食用米の消費量は減少している現状でございますが、日本人の主食と言えます米の生産基盤を維持し、整備することは大変重要であると認識をしてございます。生産基盤である圃場の維持のためにも、将来の地域の中心的な担い手の育成を図る人・農地プランの実質化を促進するとともに、米の需要動向に注視し、生産者への情報提供などに努め圃場維持と米生産の継続を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 私たちの生活を支える農業においては、後継者不足やそれに伴う農業従事者の減少は大きな課題となっている中でも、次世代につなげる動向を生み出していくことが重要であり、今まさに転換期に来ていると思います。米生産に関しては、後継者不足により放棄地や荒廃地が増加傾向にあり、これも深刻な問題の一つになっております。 また、地元の近くでは、一人で何件も請け負っている方や数人のグループで共同し米生産を継続しておりますが、その方々の話の中に、自分たちも高齢化しているので何年続けていかれるか分からないと言っておりました。このような状況は富里市の米生産の危機として、早急に解決策を講じなければなりません。 このような現象は本市だけではなく全国的にも見られるため、JAグループではスマート農業を活用したグループ農業を推奨し、指導を行っております。本市の稲作農業も将来はグループ農業になることをなることが予想されます。現在、一部の本地区でもこのような形態に近い方法で米生産の継続を行っていますが、本市といたしましても、地域の実情に合った新しいグループ農業を研究し、そのノウハウを生かした持続可能な農業指導をお願いしたいと思います。 これで農業経営について終わります。 次に、友好都市交流について再質問いたします。 現在、台湾との友好都市交流は、県ごとに実施している14か所と各県の69市町村が交流を図っております。この友好都市交流事業は、国からの後押しがあったため進められた事業と聞いております。 最初の再質問といたしまして、本市が目指す友好都市交流事業の目的についてお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 國本議員の再質問にお答えいたします。 本市が目指す友好都市交流の目的についてでございますが、協定の締結は両市のロータリークラブが長年にわたって培ってまいりました民間交流の取組を自治体間に発展させたもので、友好都市協定に明記されておりますように、富里市と頭ふん市が末永い友情を結び、文化、教育、スポーツ、観光など幅広い分野の交流を推進し、お互いに対する信頼と尊重に基づき、双方の繁栄と発展のため一層の友好交流に努めることを目的としております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 今後、具体的に交流事業を進めていく上では、交流を通じて交流方とどのような関係を築いていきたいか、何を実現したいかという交流の目的を設定することが必要と思います。そこで、今後、交流担当課と定期的な情報交換をどのように行っていくのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) お答えいたします。 今後の頭ふん市の交流担当部署と定期的な情報交換を行うための方法でございますが、友好都市協定締結に御尽力をいただきました富里市並びに頭ふん市のロータリークラブ会員の方々にも御協力いただきながら、電子メールやウェブ会議サービスなどを活用し定期的な情報交換を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 交流先との距離が離れており、言語の違いでコミュニケーションを取ることが難しく、定期的な情報交換も交流担当課や担当者が替わればなお難しくなります。そのため、コミュニケーションが途切れてしまうことも考えられます。これは友好都市交流継続の課題の一つではないかと思います。今後、本市が友好都市交流事業の目指す方向性についてどのように考えているのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) まず、交流先との距離や言語の違いにつきましては、協定締結に至るまで双方で日本語、中国語の分かる方を通じて連絡調整を行ってまいりました。このことから、今後も同様の手法を用いてコミュニケーションを図り、担当部署や交流担当者が変更となった場合には、その都度連絡を取り合うような体制を構築し、継続的な交流となるよう努めたいと思います。 今後の友好都市交流の目指す方向性につきましては、本市のみならず頭ふん市の考えを確認しながら、目指す方向性について協議してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) ただいまの御説明で、今後の目指す方向性や対応について理解したところです。 現在の交流先は、いろいろな事情で継続的な交流体制が整っていないことも考えられます。今後の方向性については十分に研究、協議を重ねていただきたいと思います。 次に、教育行政について再質問をいたします。 今年度から小学校高学年の教科担任制がスタートしたわけですが、そのため学校側では、教員の時間割の作成などで大変御苦労があったことと思います。そこで、今後、小学校高学年の教科担任制導入によって、小学校はどのように変わっていくのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 國本議員の再質問にお答えいたします。 教科担任制の導入により小学校はどのように変わっていくのかとの御質問でございますが、教科の専門性を持つ教員が授業を担当することにより、これまで以上に学習内容が分かりやすく子供たちに説明することができることとなり、学力向上が期待できます。また、担任以外の教職員が子供たちと深く関わることとなりますので、その児童のよさを多角的に発見することとなります。児童への理解が深まります。子供たちはより早い段階で学習体験ができることから、中学校に進学する際に起きている中1ギャップの減少にもつながることが考えられます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 教科担任制を導入した目的の一つには、児童の学力向上にあります。今後の教員の専門性を生かした指導力を高めた指導が子供たちの学力向上につながっていくと期待したいと思います。 さらに、二つ目には教員の働き方改革にあると思います。今までよりも学級担任の負担が軽減され、労働環境の改善にも期待しています。 次に、今年度から小・中学校に導入されましたコミュニティ・スクールについてお尋ねいたします。コミュニティ・スクールとはどのような目的でつくられて、導入するメリットは何かについてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) コミュニティ・スクールの導入の目的とメリットについての御質問でございますが、コミュニティ・スクールの導入の目的は、子供たちを取り巻く環境が大きく変化し、社会に開かれた学校として様々な取組が学校に求められる中、子供たちが笑顔にあふれ、地域を知り、地域に触れ、学び、地域を語れるよう、学校と地域が一体となった教育を推進することを目標としております。 メリットといたしましては、持続可能な仕組みの構築、目標やビジョンの共有、連携や協働による取組などが考えられます。教職員の異動がありましても、学校運営協議会によって地域との組織的な連携、協働体制がそのまま継続となります。また、学校運営協議会を通して、子供たちがどのような課題を抱えているのか、地域でどのような子供たちを育てていくのか、何を実現していくのかなどの目標やビジョンを共有することで、社会全体での教育が可能となります。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 学校運営協議会は、PTAと地域住民の教育への参加を促すために始められた取組であります。主な機能としては、校長が作成した学校運営の基本方針を承認することにありますが、この機能は学校と学校運営協議会が同じ目標を持って学校運営に取り組んでいくことになります。 次に、機能二つ目として、学校運営について意見を述べることができます。これは校長が策定した学校運営の基本方針に修正を加えることが可能になります。 三つ目として、教員の任用に意見を述べることができるとなっております。教員人事異動に関することはできませんが、学校運営協議会の意見を尊重していただきたいと思います。 次に、コミュニティ・スクール関係委員の会期日程をどのように考えているのかについてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 会期日程についての御質問でございますが、定例会は年3回を予定しております。日程といたしましては、1回目は学校運営基本方針や地域と学校の協働活動の計画づくり、2回目は進捗状況の確認及び評価に基づいた取組内容の修正や課題に対する意見交換を行います。3回目は1年間の取組についての評価と評価を基にした翌年度の計画についての方向づけを行います。また、必要に応じて会議を開催することとしております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) コミュニティ・スクールの在り方として、仕事内容を明確にすることが大切だと思います。例えば、運動会や校内マラソン大会、入学式や卒業式の学校行事に参加したり、課題を決めて諸問題について話し合ったり、地域の声を学校側に伝達したり、コミュニティ・スクールの機能は多岐にわたります。 そこで、取組の評価や新年度の計画方針の検討を踏まえると、年3回の会議では少ないと思います。年5回の開催を提案したいと思います。このことについてどのようにお考えかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 会議の開催回数についての御質問でございますが、現在、各学校運営協議会は4月からそれぞれ第1回目の会議を開催しているところでございます。定期的な会議につきましては現在年3回としておりますが、各学校運営協議会の活動に合わせ、適宜臨時的な会議を開催するものと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 学校運営協議会の活動は一様ではありませんが、学校運営協議会のリードは、学校課題の改善はもとより、学校の活性化につながります。この活動がより効果のあるものにするためには、年間計画を作成し実行していかなければなりません。 1学期には学校運営基本方針の承認、学校運営協議会の年間計画の作成、1学期行事の評価と2学期、3学期行事の検討。2学期には各校での課題についての協議。例えば、地域全体でどのように子供たちを育てていくか、子供たちの安全をどのように守っていくか、子供たちの学力向上にはどのような対策が必要になるかなど、必要に応じて協議を行い、そのほかには学力調査の結果分析も大切になります。3学期には、次年次の活動計画の作成、学校評価の結果分析などが考えられます。 このようなことを協議することを考えますと、年間に5回から6回の会議が必要になるのではないでしょうか。さらに、次年次に向けて学校運営協議会の運営が適正に実行され、委員の役割や責任について正しく理解されるよう、本教育委員会は協議会や校長に対しての適切な指導と助言を行うことも必要だと思います。 次に、本年度の4月から成人年齢が引き下げられました。このことについて、教育委員会ではどのようなメリットがあると思われているのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 成人年齢を引き下げるメリットについての御質問でございますが、成人年齢を引き下げることによって、親の同意がなくても自分の判断と責任で様々な契約を結べるようになること、以前よりも早く一人の大人として扱われるようになることなどがメリットであると言えます。しかし、このことは父母等が様々な面で保護することができないことにもつながっております。若年齢段階での教育が非常に重要となると考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 子供と大人の線引きが20歳から18歳になったことで、学校教育の中での指導の役割は大きく重要となります。 そこで、次に、学校教育の中で成人年齢引下げの意義を小・中学校の児童・生徒にどのように指導していくのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 児童・生徒への指導方法についての御質問でございますが、成人年齢が引き下げられることで、子供たちが今までよりも様々なことに対して自分自身で正しい判断をすることが求められます。父母等の保護がなくなることとなりますので、自分自身の行動や言動に今以上の責任を持たなくてはなりません。このことを教えるために、道徳科などを通じて、子供たちに指導してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) さらに、文部科学省は道徳教育の中で政治的教養も身につけることを加えております。今後どのように指導していくのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 道徳教育の中で政治的教養をどのように指導していくのかとの御質問でございますが、中学校の学習指導要領解説総則編では、道徳教育は人格の形成の根幹に関わるものであり、同時に民主的な国家、社会の持続発展を根底で支えるものであると書かれております。このことから、道徳教育や関連する教科での学習を通じて、政治的な事例を含めたいろいろな事例を提示し、子供たちが思考する活動を行いながら政治的教養を高めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 政治的教養を育む教育の狙いの一つには、公職選挙法の改正に伴い選挙年齢が引き下げられたことにより、政治参加する意義や公職選挙法に違反することがないように、選挙制度について理解させることだと思います。具体的には、政治的教養を育む学習活動や、授業では社会、政治経済、総合的な学習の時間を活用し、政治に参加する意義、選挙の仕組みや選挙制度について理解させ、これから社会を担う世代が政治や社会に関心を持ち、今回の法改正を契機に生徒たちが積極的に社会参加し、責任ある社会人に育てていただきたいと思います。 最後に、ただいま私が述べました意見をどのようにお考えかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 政治的教養の育みについての御質問でございますが、発達段階に応じて継続的にそして系統的に行われることが大切だと思っております。主体的に社会参加できるように、小学校から中学校、そして高校、社会人までしっかりつながりを意識した指導に取り組んでいきたいと考えております。 以上です。
    ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 各学校において、これまでも政治的教養を育む教育が行われてきたと思います。今後もより一層生徒一人一人が地域の課題や政治などに関心を持ち、国家、社会の形成に主体的に参画しようとする意欲や態度を育ませ、政治に参加していくための教養を身につけられるようお願いいたします。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(野並慶光君) これで國本正美君の質問を終わります。 6月13日にも一般質問を行います。 本日はこれで一般質問を終わります。 この際申し上げます。 本日の会議における発言につきましては、後刻会議録を調査し、字句等整理を要するものがあった場合には、議長において善処いたしますので御了承願います。 お諮りします。 議案調査等のため、明11日及び12日の2日間、休会したいと思います。御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(野並慶光君) 異議なしと認めます。 明11日及び12日の2日間、休会することに決定しました。 以上で本日の日程は全部終了しました。 6月13日は午後1時から会議を開きます。 本日はこれで散会します。             …………………………………              午後3時24分 散会             …………………………………...